その花びらを山に残して無残な姿で登りゆく茎はゆつくり伸び、空は黒い葉っぱに包まれる さながらそれは悪魔の翼その瞳は涙に滲み鋭い牙を剥き出して天に向かいて咆哮す ああ神よ 孤独に咽ぶ我を見て何を思う? … 茎が世界を二分した時彼は消え 光に満ちてし…
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