けしのはな

沈黙を舌で味わう

何もしたくない

何もしたくない。
身体はいつもの2倍の重力を感じる。
本を読めば活字が紙から落ちる。
他人の話は耳を通り過ぎる。
何もしたくない。
いつまで続くのだろう、こんな状態が。
このまま動けず死んでいくという未来だけはっきりと見える。
生きてる意味とか考える。
生きてる意味などないと知る。
何もしたくない。何もできない。
死にたいとも思わない。
でも生きてるよりはマシかもしれない。
いつまで続くのだろう。