9/21
特定の過去に執着することによって、わたしは何を守ってきたのだろう。
過去を組み換え、時には塗り直しながら大きな建造物を作り上げる。
その中に立てこもることで、現在や未来から目を逸らす。
その建造物は美しい記憶だけで構成されているわけではない。
むしろ、自らの未熟さや無責任さが殆どかもしれない。
それら全てを、一つの名前に結びつけることで、呪いとなる。
たとえそれが可憐な花の名前だとしても!
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記憶とは、どんなきっかけで蘇るかわからないものだ!
自分を守るために作り出した過去は、呪いとなり、いつでもわたしを飲み込もうと後ろに控えている。
また最初から、やり直し!